東京タクシードライバーが教えてくれる大田区エリアのタクシー事情

大田区エリアの前身は大森区と蒲田区ですが、大田区エリアの中心は蒲田に集中した環境を持ちます。また、大田区エリアには羽田国際空港があるので、東京タクシードライバーは羽田空港を利用するお客さんへのアプローチがしやすい環境といっても過言ではありません。大田区エリアの南側は多摩川を境に神奈川県の川崎市の川崎区、西側は川崎市の中原区や幸区、北側は江東区や品川区、目黒区や世田谷区など東京の主要となる行政区と隣接しています。大田区エリアの中心となる蒲田は、都心から15km圏内といわれているのですが、大田区は東京23区の中では都心から最も遠くにある行政区、ここからタクシーを利用して都心に移動するお客さんは、東京タクシードライバーにとって中距離での営業ができる魅力もあるわけです。

東京タクシードライバーにとって、いかに売り上げを上げるか、これは永遠のテーマだと感じているドライバーさんも多いようです。東京タクシードライバーの中でもトップクラスの売り上げを上げているドライバーさんはどのように稼いでいるのか気になる人も多いでしょうし、これから東京タクシードライバーへの転職を考えている人も気になる部分ではないでしょうか。都心部で流し営業を行っている人にトップドライバーが多いといわれているのですが、東京にはお客さんがいるのにも関わらずタクシーの数が少ないエリアが意外と多くあり穴場となっているようです。その穴場の一つになっているのが大田区の蒲田や池上周辺、いわゆる大田区エリアになるわけですが、ここは閑静な住宅地が多数ある場所でお年寄りも多くいるといいます。お年寄りの多くは車の運転をしないので普段からタクシーを利用する人も多く、駅までや病院までといった具合に利用されるお客さんが多い地域です。

タクシーの決済方法は、現金やクレジットカードが一般的ですが、会社勤めをしている人などはタクシーチケットを使うことも少なくありません。一方お年寄りの場合は福祉券と呼ぶタクシーチケットのようなものを使う人も多いようです。この福祉券は自治体が一定金額分のチケットを定期的に交付しているもので、大田区エリアにお住いのお年寄りの多くがこれを使う、そして福祉券はお釣りを出す必要がないためチップ感覚で売り上げが計上されることも少なくないといいます。もちろん、お客さんにより現金と福祉券を組み合わせて利用する人も多いので必ずしもチップとなるようなお金を受け取れるわけではないのです。